否認事件・実刑・執行猶予について

刑事裁判においては、被告人が起訴事実を認めている場合と否認している否認事件があります。そしてこのことは判決に大きく影響します。判決においては、起訴事実が本当なのかどうかということを裁判官が判断して、真実と判断されなかった場合には無罪の判決が下る事になります。否認事件において証拠が不十分であるようなケースでは、こうして無罪を勝ち取る事ができます。
しかし起訴事実が本当だと判断される場合において、被告人が否認しているケースでは裁判官からみて反省していないと捉えられる事になります。そうなると有罪判決が下るというだけでなく、執行猶予のない実刑判決になる可能性が高いです。執行猶予は犯罪にあたる行為をしたという事実はあるものの、情状により刑務所には収監されないで済むという制度であるためです。
逆に被告人が最初から起訴事実を否認することなく全面的に認めているような事件においては、実刑判決が下る可能性は低くなります。初犯で罪状がそれほど重くなければ、執行猶予が付く可能性が高いです。刑事裁判においては、同じ有罪判決でも実刑になるかならないかで雲泥の差があります。当事者になった際にはこのことを念頭に置いておく必要があります。

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